おばあちゃん

さっきおばあちゃんが亡くなったと知らされた。

 

お客さんが勤めてる施設がおばあちゃんが入所してる施設。

 

家族親戚からじゃない。

 

しかもけっこう経つらしい。

 

不思議な感情。

 

知らされなかった事に関しては当然で

 

そこに対しては何も思わない。

 

自分が招いた結果。

 

孫の顔も忘れ始め、施設でほぼ寝たきりで

 

ようやく安らかにおじいちゃんとこいけたと思うと嬉しいし

 

鮮明に思い出すあの声、あのセリフ

 

大好きだったおばあちゃん

 

おじいちゃんおばあちゃんと呼べる最後の人

 

悲しい感情が出てこないのはなんでやろ。

 

3月に、おばあちゃんに会いに行こうとしたあの日、結局途中で引き返したけど

 

あの日に行ってれば最後に会えたんかな。

 

愛してくれた記憶

 

可愛がってくれた記憶

 

不自由になって、抱っこされてた人を初めて抱っこして車に乗り入れたあの温もり

 

そんな大切な記憶さえ酒で消されていってたんやな

 

別に今はうろたえてもない、揺らいでもない。

 

おばあちゃん、今までありがとう。

 

孝行できなくてごめんなさい。

 

今でも大好きです。