この時

来ないと思ったこの時

 

願う事すらやめたこの時

 

それが訪れた。

 

全て定められてたかのように

 

このタイミングで愛する家族の特別な誕生日

 

4人で旅行へ。

 

すごくスペシャルな時間

 

みんな喜んでくれた。

 

すごく喜んでた。

 

そんな喜ぶ?ってぐらい。

 

久々にゆっくり母親と過ごした時間

 

2人で長い事話したあの時間

 

小さな身体

 

あの優しい、心豊かな、深い強い愛で育ててくれた人を俺はズタズタに引き裂いた

 

兄妹、甥っ子が支えてくれた事の感謝

 

翌日の今日、揺れる事は分かってた

 

自己処理のこの時間も。

 

愚か、無駄、クソッタレ、様々な感情が乗りかかり、涙が出る。

 

悪魔へ言ってやりたい

 

俺はお前の事を相手にしていない

 

その態度を一番嫌う奴って事も分かってる

 

また相手する事があってもそれは、お前に誘われて相手にしてやってるって事を覚えておけ

 

化ける事はもう2度とない

 

今はまだお前を許してない、許せない、そこまで強くない。

 

でもいつか許せる日が来るから。

 

この瞬間を一番恐れてて避けさせようとしてたのも分かってる

 

家族との間で酒はタブー化された。

 

言われるまでは飲まない予定だった。

 

口火を切った母親。

 

一緒にあーやって飲んだのは初めてかも。

 

母親が泣き崩れたあの姿、あの瞬間

 

終わったんやな、新しい絆が始まるんやなと思って涙が出た

 

次の瞬間、「俺の病気はそんな甘くない」

 

としっかりして、伝えるべき事を伝えた。

 

初めて理解してもらえた、俺の苦しみや向き合う姿勢や覚悟を。

 

てんとう虫の話も伝えた。

 

次の日、公園で甥っ子に手を焼いてた時にてんとう虫は姿を見せた。

 

今回は止まってないけど、手にとって甥っ子に乗せたろうと思ったら飛び去った

 

見にきてくれたんやな

 

隠れて見届けようとしてたのに俺が見つけてしまって慌てて飛び去ったように見えた。

 

「いや、今回は違うんや、お前はそのままで大丈夫やから」ってメッセージにも感じた。

 

家族にあんなクオリティーの旅をプレゼントできた事は自分自身のパワーにも変わった。

 

間違いじゃなかった、正解だったこのタイミングのこのプレゼント。

 

俺は病気になって今のステップを

 

ないにこした事はないけど、あったからここまでこれた

 

あったからまた家族に会えた

 

おかんも思考や習慣が変わり

 

運動も始めて、旅行にも行き、次はダイビングしたいらしく、元気な前向きなお母さんになった

 

親や兄弟へのありがたみや感謝なんて、早く気づいたもん勝ち

 

俺は今回の件がなければそんなありがたみや感謝とゆう感情は一生感じなかったかもしれない

 

今回の件があってこんな強い感情で、ありがとうって思う

 

ごめんなさいが強かった最近までが、ごめんなさいがものすごく小さい。

 

神様に見守られ、先祖様に見守られ、亡くなった大切な人に見守られ

 

悪魔には見張られるこれからの人生

 

生活を崩さない、心を乱さない

 

それを1日、1時間、1分、1秒でも長く

 

勝利も敗北もない

 

孤独なレースは続いてく

 

そのレースにゴールはあるのかないのかも分からない

 

ゴールした後に祝福する人もいない

 

俺にしか与えられてない、病気になった後の人生。

 

大切に生きよう。

 

愛する程に傷ついて

 

愛する事に疲れて

 

愛する事をやめて

 

愛し方を忘れて

 

愛し方を間違えて

 

愛したとゆう自己記録は病気の症状でめちゃくちゃにされて

 

一つ確かな事、俺の芯にある部分

 

俺は愛に生まれて愛する事を宿命として授かったこの命

 

人や自然や時間を愛する事

 

それが人に不思議とか思われる事に違和感があったけど

 

俺は愛に素直に生きていく。