遠い過去
に感じる事はない。
先の事は分からんけど、これから長い年月かけても、遠い昔の事の様に感じる事はない。
今の自分と、悪魔の自分は表裏一体で
いつ化けるか分からない
人からしたら時間をかけて、悪魔の俺の記憶は薄れていくもん。
あの事件以降、久々に会うみんな心配そうな表情で話しかけてくれる。
涙浮かべそうに声をかけてくれた幼馴染のおばちゃんもいる。
今は遠い昔のように、以前と変わらず接してくれる毎日。
酒を恨んではない、病気を憎んではない。
この俺が自分を失った事、ただそれが悔しい。
何も構えない、それが今の自分に出来る最善の策。
酒の会があるからと構えたり
酒に怯えて生活してた毎日は正解でもあり、不正解。
俺が何をしようとも確実に、的確に、地道に、タイミングを見計らってクリティカルに急所を狙ってくる病気。
1日1日を大切に。